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<Author: 岑參>
<Title: 輪臺歌奉送封大夫出師西征>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 封大夫の西征の師を出すを送り奉る>
<BookPage: 410>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
輪臺城頭夜吹角，
輪臺城北旄頭落。
羽書昨夜過渠黎，
單于已在金山西。
戍樓西望煙塵黑，
漢兵屯在輪臺北。
上將擁旄西出征，
平明吹笛大軍行。
四邊伐鼓雪海湧，
三軍大呼陰山動。
虜塞兵氣連雲屯，
戰場白骨纏草根。
劒河風急雪片闊，
沙口石凍馬蹄脫。
亞相勤王甘苦辛，
誓將報主靜邊塵。
古來青史誰不見，
今見功名勝古人。
<End Poem>
<Translation>
輪台の城壁のあたりに、夜、角笛が吹き鳴らされ、輪台の北の城壁に、すばるの星が落ちて、外敵滅亡の前兆が見えた。

緊急のふれぷみが、昨晩渠黎の地からもたらされ、匈奴はすでに金山の西に進出しているという。物見やぐらから西方をながめやると、けむりやちりが黒く
立ちこめ、わが封大夫の率いる唐の軍も、集結して、輪台の北にいる。総大将封大夫は、指揮のはたぼこを押し立てて西方に向かって兵を進めようと、夜明けがたに笛を吹いて大軍が出発した。

四方からどっと太鼓を打ち鳴らして、雪に閉ざされた北辺の地雪海もわき立つほどであり、大軍の兵が、口々に叫ぶ大声に、陰山山脈もゆれ動きそうだ。敵のとりでの戦いの兆しは、雲にとどかんばかりに満ち満ちて、戦場の白骨は、
空しくうち捨てられ草の根をまつわらせている。剣河のあたりは、風が激しく、
きれぎれの整が広がり、沙口のあたりは、石が凍りついて、馬のひづめもはずれてしまう。

御史大夫封常清は、王事に勤めてその苦しみを苦しみとせず、今まさに、心に誓って君恩に報いて辺境の戦乱をしずめようとしている。昔から歴史上の人物を、だれが見知らぬ人があろうか。しかし今こそこの封大夫の功績・名声がそれら歴史上の昔の人々よりもすぐれていることを見て取るのである。
<End Translation>